図表の2段組み

(上級編)

最終更新:

概要

縦長の表が2つあるときなどは、1ページに1表でも普通に受理されるが、2段組みにした方が紙面の効率が良いし、見た目も良い。

まず、LaTeXで本文を2段組みにするときはmulticol環境を使えば良い。使い方は調べれば出てくるので割愛。

図表を2段組みにするときは、minipage環境を次のように使う。table環境の中にminipage環境を2つ並べ、その中にそれぞれ表とキャプションを入れる。\centeringが3ヶ所に出てくるが、いずれも必須である。0.45の部分はminipageの幅の割合で、これを変えることで左右のバランスを変えることができる。ただし、両方とも0.5のときは2段組みにならない。


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\begin{table}[h]
\centering
\begin{minipage}{0.45\textwidth}
\centering
\caption{左側}
\begin{tabular}{|ccc|} \hline
1 & 2 & 3 \\
4 & 5 & 6 \\
7 & 8 & 9 \\ \hline
\end{tabular}
\end{minipage}
\begin{minipage}{0.45\textwidth}
\centering
\caption{右側}
\begin{tabular}{|ccc|} \hline
A & B & C \\
D & E & F \\
G & H & I \\ \hline
\end{tabular}
\end{minipage}
\end{table}

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図のときも同様にfigure環境の中にminipage環境を並べれば良い。また、3段組みの場合も幅の割合を0.3程度にするだけで同じようにできる。

段組みの上下の位置関係は\begin{minipage}[位置]{幅}の「位置」にt, bを指定すると、上または下で揃えることができる。


%例示用にサブキャプションを定義しておく
\newcommand{\subcaption}[1]{\begin{center}#1\end{center}}
		

\begin{table}[h]
\centering
\caption{中央で揃える(デフォルト)}
\begin{minipage}{0.45\textwidth}
\centering
\subcaption{キャプション}
\rule{5cm}{4cm}
\end{minipage}
\begin{minipage}{0.45\textwidth}
\centering
\subcaption{キャプション}
\rule{5cm}{7cm}
\end{minipage}
\end{table}
		

\begin{table}[h]
\centering
\caption{上で揃える(t)}
\begin{minipage}[t]{0.45\textwidth}
\centering
\subcaption{キャプション}
\rule{5cm}{4cm}
\end{minipage}
\begin{minipage}[t]{0.45\textwidth}
\centering
\subcaption{キャプション}
\rule{5cm}{7cm}
\end{minipage}
\end{table}
		

\begin{table}[h]
\centering
\caption{下で揃える(b)}
\begin{minipage}[b]{0.45\textwidth}
\centering
\subcaption{キャプション}
\rule{5cm}{4cm}
\end{minipage}
\begin{minipage}[b]{0.45\textwidth}
\centering
\subcaption{キャプション}
\rule{5cm}{7cm}
\end{minipage}
\end{table}
		

関連項目

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